お金を借りるならチョット待って!街金と学生との危うい関係!
初めて親元を離れて一人暮らしを始めた学生さんにとって、お金のやり繰りはとても難しいことかもしれませんね。慣れないアルバイトの収入も、なかなか安定しないでしょうし、学費や教材費に加えて、家賃や生活費を捻出するのはそう簡単なことではありません。昔から、学生は貧乏と相場が決まっていて、古くは質屋、その後は学生向けのローンなど、学生と借金は昔から縁が深いとも言えるんですよ。
しかし、かといって、今の学生さんが、昔の感覚で簡単に業者からお金を借りてしまうのは、ちょっと待って欲しいところなんです。というのも、幾つかの心配な点があるからなんですよ。まず、お金を借りる条件である年齢と収入について考えると、学生の場合、多くの業者においてはその借入条件を満たしていないか、あるいは条件的に不利だと言えるのです。
ご存知のように、今は法律が改正されましたので、お金を貸す条件も以前と比べるとうんと厳しくなってしまったんです。そのため、一般の業者が、年収も低い学生にお金を貸すことは、以前に比べて難しくなっていると言えます。そのため、審査を受けて落ちてしまった学生が、安易な気持ちですぐ貸してくれる審査の緩い金融業者に手を出すということは、十分考えられることなのです。
しかし、このような貸付条件に満たない、あるいはお金を借りる上で不利な人にもお金を貸してくれる業者は、どうしても大手業者よりも規模の小さい業者になります。その中には、街金と言われる業者もあります。そこが、実は学生さんがお金を借りる上で、心配となる最も大きなところなんです。
ルール通りにお金を貸しているような業者であれば、大手の金融であれ中小の金融であれ、インターネットにサイトがあって、貸付条件などをすべて明らかにしていますから、誰でも借りる前にその内容を確認することができます。しかし、街金といわれる業者の中には、サイトもパンフレットもないというところがあるんですよ。このようなところを利用すると、貸付条件もよくわからないままお金を借りることになってしまうのです。
このようにネットで広告が出せない場合には、リアルのクチコミやネットのSNSサイト、またポスターや貼紙、ダイレクトメールなども広告手段になるかもしれません。学生の場合、そのような広告対象になりやすい所がありますから、普段からカモになる可能性はあると自覚しておいた方がいいでしょう。このような業者から借りてしまい、お金が返せなくなってしまうと、取り立てにあったり、信用情報に悪影響が出るなど、よくない結果になることもあります。
学生さんの場合、年齢と収入が条件を満たしたときに初めて、返せる範囲内で、安心できる大手業者からお金を借りるといった、一般の人よりもより安全な使い方を心がける必要がありますね。また、まだ学生なのですから、このように民間の業者からお金を借りてしまう前に、親や親戚に頼ることを最優先に考えてもいいのではないでしょうか。また、学生課で相談に乗ってもらうことも大切です。自分の判断で借りてしまう前に、まず周囲に相談することが、学生さんの場合は大切だと言えるでしょう。